テクニカルMODを手に入れたので、温度管理機能(TCモード)を使って見ました。
温度管理機能は、金属が熱を持つと抵抗値が上がる特性を使って、抵抗値の上下で出力をコントロールする仕組みです。使用するワイヤーは、基本的にステンレス、ニッケル、チタンで、カンタル線は熱をもっても抵抗値が上がりにくい特性をもつため、現在のMODでは抵抗値を測るのが難しいらしく、TCモードではあまり使わないようです。
その利点は、リキッドがミストに素早くなるように高い出力をかけることができ、なおかつコットンが焦げたり、味が変わらないように美味しく吸える温度に押さえてくれるということ。
今回はステンレス(SS316L)のコイルでビルドし、最近購入したCake VaporsのWhite Grapeを試してみたいと思います。
コイルの準備。
ベルキャップ磨き用にリューターを導入したので、こちらでツイストにします。
手巻きより簡単綺麗。
ハダリーに3ミリコア8ラップ。
熱入れ直後は5.5Ωですが……。
冷めてくると0.5Ω付近に。
この抵抗値の変化をMODが読んで、出力をコントロールしているって訳ですね。
MODを使用しているワイヤーの温度管理モードに切り替えます。
リキッドは、Cake VaporsのWhite Grapeです。
蓋を開けて、まず匂いチェック。
とても分かりやすい、マスカットのフレーバー。
これは結構甘いリキッドなのかな?
まず、一口。
清涼剤にむせます。
入っていると知らなかったのでビックリ。
そこまできつくはありません。
第一印象、凄く甘いリキッドなのでは? と思いましたが、逆に凄くサッパリしたリキッドで、ずっと吸っていられます。皮や種ごと絞ったという感じで、渋みなどもかんじられて、なかなか深いお味。ホワイトグレープなのですが、青りんごの要素も感じるような気がします。
温度を変化させて見るとこんな味の変化をしました(個人の感想です)
220℃くらい
皮の渋みが強め。
大人な味わい。
白ワインのような。
230〜250℃くらい
皮の渋み、果物の瑞々しい甘酸っぱさを感じる。
個人的にはこの辺りが好みです。
230℃くらいだと、パチパチとスピットバックが弾けるたびに、甘酸っぱさを感じて楽しい。
260℃以上
甘みが増しますが、全体的に味の輪郭がボヤケた印象です。
本当に味が変化して、温度管理凄い! と思いました。
VWで事足りるという意見の人もおられるようですが、自分は折角なので、使用していこうと思います。